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2010-03-01



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 日本選手団の橋本聖子団長はバンクーバー冬季五輪最終日の2月28日、バンクーバー市内で会見し、今大会を総括した。

 橋本団長は、メダル数で前回のトリノ五輪を4個上回った日本の戦いぶりについて、「選手が頑張った証し」としながらも「あとは金メダルを一つでも取りたかった」と無念さもうかがわせた。

 メダル総数14個の韓国、11個の中国と他のアジア勢の躍進が著しいことについては、「圧倒される部分もあるが、これまでは体の大きな選手にアジア選手が挑むのが厳しかったことを考えれば、(日本にとっても)明るい材料だ」とした。また、「メダル大量獲得国があったころに比べ、競技力の分散化が際立ってきた」との認識を示し、「ソチ五輪では、今回を上回る成果を必ず上げねばならない」と決意を表明。強化方針として「医学、情報などを担当するスタッフの質を上げることが大切だ」と述べた。

 大会序盤に一部選手の公式服装の乱れが問題になったことについて、「帰国後も代表として自覚や責任を持って行動するよう、(スタッフに)指導をお願いしたい」と改めて苦言を呈した。また政府の事業仕分けで話題となり、今回も不振だったソリ系など、マイナー競技については「メリハリのある強化が必要。研究開発費などを(関係機関に)見てもらえれば」と述べ、引き続き支援が必要との考えを示した。【栗林創造】
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